薬局 | タイ・チェンマイ旅行記

薬局

ターペー門の大通りでは、日曜日の夕方から歩行者天国となりサンデーマーケットが開かれています。
今日はクリスマス。
よくもこんなに人が集まってくるものだと感心するくらいの混雑振り。
食事の後、ブラブラと店を見ながら歩く。
どこまでも店は続いている。
通りに面した寺院の境内も開放され、明るく照らし出された屋台を見てまわるのは楽しいものだ。
ウキウキしてくる。

適当なところでUターンしてターペー門のところに戻ると、1時間30分かかってしまった。
そろそろゲストハウスに帰ろうとしたとき、歩道の段差を踏み外して左足首を捻ってしまった。
段差は注意していたのに・・・。
やってはならぬことをしてしまった。
軽い痛みがある。

ゲストハウスに帰り、持ってきた「エアーサロンパス」でスプレーしたが圧力が弱くなりこれが最後で出なくなっていた。
明日はゴルフに行く予定だが大丈夫かな?
痛みがひどくなりゴルフが出来なくなったらどうしよう。
考えても仕方がない。
明日の朝に判断しよう。

翌朝、うずきはしないがやや痛みのある足で、近くの薬局に行ってみました。
目のパッチリした色白で白衣を着た小柄な女店員が笑顔で応対してくれた。
痛み止めの消炎スプレーと、インドメタシン含有のスプレーを出してくれた。
そしてテーピングを買った(計165バーツ)。

とても感じの良い応対に気分がいっぺんに晴れていき、スプレーして乾かしテーピングで固定してゴルフをしました。
軸足となる左足首を捻るとさすがに痛かったが。

昨年は排気ガスで早々に喉を痛めてしまった家内は、今回はマスクを持参。
車の多い通りでは必ずマスクを着用していたがチェンマイに来て2週間を過ぎた頃から、またもや喉が痛いと言い出した。

早速、あの薬局に行って、あの女店員に「喉が痛い。マコソルバンが欲しい」というと丁寧に、ゆっくりと説明してくれた。
要は、2〜3時間おきにスプーン1杯を舌の上に乗せるようにして飲むという意味でした。
このシロップを飲み痛みは軽減したものの、4〜5日すると今度は夜に横になると咳が出て寝られないという。

翌朝、また、あの薬局に出向いた。
あの親切な女性店員は欧米人の応対で時間がかかりそう。
他の女性店員が応対してくれることになりました。

この人が、また親切であったで、色白、中肉中背で癒し系の優しい顔をしている。
症状を言い「熱はない、アレルギーもない、頭痛・腹痛・下痢もない」など事前に用意した英語のメモを見せる。

大きく頷き、紙を持ってきてイラストを書きながらどこの部位、どんな痛みかをゆっくり、優しく、丁寧に、まるで幼稚園の先生が生徒にお話をするように質問し、そして聞いてくれた。
尻込みしていた家内もこの丁寧さには感激!
咳の出方など身振り、手振りも交えて説明してみた。
通るものなんだぁ。

抗生物質の錠剤、シロップ状の飲み薬、胸に塗る軟膏を出してくれた。
抗生物質は6時間毎に1錠、寝る前に2錠とメモに書きながら家内にひとつひとつ説明してくれた。
これら3点の薬代は、全部で108バーツ(313円)。

早速、服用してみたら、すごいものでその晩はほとんど咳が出ませんでした。
この薬局で貰った薬はよく効き、すぐに治ったんです。
タイの薬局は安い。
初診料も要らない。
お金ではなく体の事だと思う。
この薬局の親切さ、というより店員の親切さはとても印象に残りました。

日本とは違う制度も発見しました。
医者の処方箋なしには抗生物質など売れない日本と違い、ここの薬局は「街の医者」の代わりをしてくれる
便利であり、重宝であり、精神的にも癒してくれる。

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